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税理士によるコラム

相続は生前対策で
2019.12.09 相続住田吉盛

家族が亡くなられてご遺族が相続税の相談におみえになっても時すでに遅しの感。

私共税理士が申告の際せいぜいお手伝いできることは税法上許される相続財産の評価額を抑えるマイナス要因を見つけたり、二次相続を見越した相続財産の分割の仕方くらいしかないでしょう。

しかし、生前であればいろんな面から考え工夫もできます。

配偶者の老後の生活はどう担保するか、次世代の誰に、何をどういう形で遺していくかなどの青写真ができておれば、考えるべき生前対策は次の3点から考察できます。

1. 生前対策の王道 生前贈与相続財産の△)

贈与にかかる軽減措置はいろいろあります。

  • 相続時精算課税による贈与、住宅資金の贈与、教育資金の贈与、配偶者への居住用財産の贈与などですが、少額の贈与を時間をかけて続けるのが正統です。これらはまた相続財産の圧縮効果と納税資金の準備にもなります。

2. 資産構成の組替

  • 遊休不動産を賃貸用不動産に組み替える。
  • 生命保険に加入する。
  • 自社株の株価評価の軽減策を考える など

3. 納税資産の確保

この場合、もし我家に相続が発生した時どの位相続税を支払う必要があるかを把握しておれば納税負担の概算がみえ、その資金確保もたやすくなりますし、安心もできます。
相続対策は一定のビジョンをもとに早目に思い立ってください。

税理士

住田吉盛